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2008年04月 アーカイブ

2008年04月10日

「ツンベルグ日本紀行」

「ツンベルグ日本紀行」
1775-6にオランダに来たツンベルグ(ツェンベリー)が、酒のことを書いているそうです。「その味は独特なもので、私にはどうも至って美味いとは云ひ兼ねる。このサケは、欧州に於ける葡萄酒の如く、広くどこの宿にもある。金持ちは食事毎に、四半分の一の茹卵を食べながら、これを飲む。祝盃を挙げる時にはこれを用ひる。間食或は遊楽の時にのみ馳走として飲む人もある。サケは暖めて飲む。元来日本人は決して冷い物を飲まない。サケは茶碗又は漆塗の茶托様のもので飲む。非常に熱いのを飲むからすぐに酔ふが、然しこの酔いはすぐ発散して、後で激しく頭痛がする。酒は商品としてバタヴィアに運ばれるが、バトヴィアではこれを葡萄酒のコップで飲み、且つ食欲を起こすために食前に飲むのである。白いサケは、この方が味があるので、人に好まれる。」

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2008年04月12日

共同で酒を作る(「笑府」)

共同で酒を作る(「笑府」)
甲乙相談し、資本を出し合わせて酒を作る。甲、乙に向かって、「君は米を出せ。僕は水を出すから」
乙 「米は全部出すんだったら、勘定はどうなる」
甲 「僕は決して良心に恥じることはしないつもりだ酒が出来た時、僕には上水(うわみず)だけ返してくれたらよい。あとは全部君のものだ」(中国・明時代の「笑府」(松枝茂夫訳))

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2008年04月16日

タダ酒

タダ酒
お酒というものは、自分が汗をかいて働いたお金で飲むからこそ、うまさがわかるのだ。タダ酒や、振舞い酒ばかり飲んでいたのでは、あっちへ行ってもペコペコ、こっちへきてもペコペコ、大の男が頭ばかり下げていなければならない。大したご馳走になるわけでもないのに、男が年中頭を下げていたのでは、精神的に陥没するし、なによりも人々に与(くみ)しやすい男だと甘くみられてしまう。男なら、絶対にタダ酒を飲むな、と(私の父は)いいつづけていた。近頃の世の中は、タダ酒を飲むのも平気、社用酒を飲むのは当然、といった風潮が大手をふってまかり通っている。(「酒縁歳時記」 佐々木久子) 現在は、男だけではないでしょうね。福沢諭吉は、「福翁自伝」で、藩の金は使わなければ損と、タダ酒のことではありませんが、合理主義の立場から逆の主張をしています。

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2008年04月30日

奇妙なアッシリアの法律

奇妙なアッシリアの法律
居酒屋に対する主な反対理由は、酔っ払った人々がよく喧嘩することだった。ヤンガーはBC二千年ごろからの奇妙なアッシリアの法律を記録しているが、それは、喧嘩をして男の睾丸をつぶしてしまった女は、自分の指を失うべし、また、睾丸を両方ともつぶした女は両乳首を失うべし、という意味ののもである。一国が、そのような法律を通さざるをえなかったのというのは奇異に思えるが、それは、睾丸をひねることがごく普通の攻撃法であり、女も男と同じように喧嘩にまきこまれていたことを意味するウヨウにようにも考えられる。このことからただちに、BC二千年ごろのエジプトやバビロニアのビールハウスの鮮明な絵が連想される。それはなんとなく頚裂きジャックの怪奇小説に似て、半ば飢え、歯もない娼婦が人の懐中物をすりとる機会をねらっている感じである。男が当時、腰布やスモックを着けていたのは、彼らの最も傷つけられやすい部分を守るためだったのだろうか…。(「わが酒の讃歌」 コリン・ウィルソン) 「殺人百科」などを書いているコリン・ウィルソンらしいタッチですね。

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